8月22日土曜日
仕事から帰り夕飯の支度にとりかかろうとした時
1本のお電話が来ました。
ご自宅のお庭で母猫と仔猫がいて仔猫3匹を保護したけど、どうしたらいいかわかりません。とのお話しでした。
ご本人は猫アレルギーがあり、自宅保護が出来ないので、むかい動物病院さんに設置してある里親探しのゲージに入れてもらい、里親さんを探すつもりだったところ、病院の検査で仔猫が猫エイズと分かり、動物病院で預かれないと断られ、途方にくれていたところ、むかい先生から「なりみけ」の電話番号を教えて頂きましたとの内容でした。
なりみけは、里親を探すサポート活動であり、猫を保護する団体ではないのですが
エイズの仔猫3匹の里親を探のは難しいのと、探すにしても時間がかかりそうです…
時間をかけて探すにしても、その間保護された方が、ご自宅でお世話出来ないとなれば、さらに難しい…
仔猫のいた状況をよく伺ってみると、まだ母猫が仔猫を探している様なので、一晩 むかい動物病院さんに預ける予定だった仔猫を急ぎ元の場所に返す決断をしました。
お庭にある物置の下に戻すことに。
保護主さんとむかい動物病院さんで待ち合わせをし、19時には3匹を引き取りました。
ノミダニ駆除もして頂きました。
仔猫の脱水や衰弱の状態がわからなため、ミルク、ミルクのお湯、スポイト、仔猫用のレトルトご飯、ご飯用のミニスプーン、バスタオル、タオル、段ボールなど(寝床や取り分け用)を用意して向かいました。
保護主さんのご自宅に着いて
自動車内で温かいミルクをスポイトで飲ませ、柔らかいご飯をスプーンで口に入れて食べさせた後、お皿から食べはじめる子もいました。
物置の中に猫の寝床を作ってもらい、お腹が満ちた仔猫たちは直ぐに寝る体制に入りました。
翌朝 お母さん猫が戻って来て仔猫たちにミルクをあげていたそうです。仔猫たちは歯が生えているので痛いと思いますが^_^
これからは、保護主さんが仔猫の成長を見守り、猫たちが人に慣れる様に努力していくそうです。
そうなれば先々避妊、去勢が出来るかも知れませんと期待しておりましたが、次の日あたりには母猫が仔猫を連れて他に引っ越しをした様だと連絡が来ました。
エイズのお母さんから生まれたら、仔猫もエイズになる場合もある様ですが、確率は低いことが調べてみてわかりました。
ただ、母乳を飲んでいる仔猫がエイズ検査をした際には、陽性が出ることがあるそうです。
ただその場合には後々陰性になるそうです。
避妊、去勢は 人間のエゴだと思いますが、避けれない課題だと思います…
仔猫の保護には責任が伴います。
猫エイズだったらどうするのか、陰性の確認まで暫く時間がかかります。
里親さんが見つかるまで、どう保護するのかなど、考えないとなりませよ。
命をどう守っていくかが大切になります。
今回は結果的に、なりみけらしいサポートが出来ました。
保護された動物は、恐怖と不安から、直ぐには食べれないこともあるので、水分とご飯をスポイトなどを活用して口入れ、保温など仔猫の体温にも気をつけてください。
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